あこがれの金物屋

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Yandex Taxi(2019ハバロフスク)

こんばんは、機械とロシア人は正確だということがわかったTadakossiです。

 

いやー、ロシア人って、愛想はないけど親切だということは知っていましたが、今回ハバロフスクに行って、改めて彼らの優しさに触れることができました。

 

○優しさその1

みのもんたが言うところのお嬢さんが、道端でバケツに入れて売っていた木の実(ゆすら梅?)が欲しくて、ちょっとだけ売ってほしいと身振り手振りで訴えていたら、近くにいたロシア人の親子が、自分がバケツ一杯買うから、ちょっと持ってけ、と、ただでカップ一杯分ゆずってくれました。日本じゃまずこういうことって期待できません。


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○優しさその2

ハバロフスクにも横断歩道があるのですが、横断歩道で立っていると、確実に車が止まってくれます。

その率、日本とは比べ物にならない感じ。

私の住んでいる、東京と名古屋の間の田舎町でも、最近は横断歩道で立っていると止まってくれる車は増えましたが、まだまだ歩行者優先の意識は低いと感じます。

以前に関西のとある街に行ったときなど、横断歩道で立ってても一台も止まってくれず、驚いた覚えもあります…。

意外に思えるかもしれませが、日本よりロシアの方がはるかに歩行者に対する優しさに満ちあふれている印象です。


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○優しさその3

壁にでっかく「トイレ」と書かれていてわかりやすい…。

遠くからでもトイレの位置が一目瞭然で、漏れそうな人への優しさに満ちあふれています…。


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話が脱線していますが、今回は、ハバロフスク市内での移動のお話です。

日本でもめったなことではタクシーを使うことがない私は、海外でも移動の手段としてタクシーが頭にうかぶことはまずありません。

 

ハバロフスクにおいても、トロリーバスやトラム、マルシュルートカと呼ばれるミニバスなど、いわゆる公共の交通機関が便利なため、それらを主に使っていました。


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ですが……事前にネットでいろいろと情報を漁っていると、ロシアではどうもタクシーアプリが便利らしいということがわかりました。

その名も「Yandex Taxi」…


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自分が今いる場所を自動で認識し、行きたい場所を入力したり地図から選んだりで指定すると、タクシーが勝手に現れて、何も言わずとも指定した場所まで勝手に行ってくれる、と。

しかも、料金も事前に明示されてぼったくられる心配もないし、下手すると言葉を交わす必要もない…。

 

これはいいじゃないですか……ということで、日本でアプリをダウンロードし、アカウントの登録までやっておきました。

 

さて、現地で、ついにその時がやってまいりました。

バスではうまく移動できそうにない場所に行きたいときに、使ってみました、Yandex Taxi。


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立ち上げると、こんな感じの画面が現れ、近くにいるタクシーとおよその到着時間が表示されます。

「Where to?」の欄に場所を入力するか地図から場所を選択して指定すると料金が表示され、納得ならorderです。

 

orderすると、何分後にどんな車種の車が来るのか、今どこを走っているのかも明示されて、これなら車を間違える心配もありません。

あとは自分がいる場所に来るのを待つだけです。こりゃ便利。

 

ということで待っていると、スマホにメッセージが届きます。メッセージは英語で来たのですが、チャット形式で、自動的にロシア語から英語に変換されるようです。

えー、なになに、もう着いてる?

あり、周りを見回してもそれらしき車は見えません。

よく見ると、自分が今いる場所を間違って指定してしまったようで、ここから歩いて5分くらいの場所にタクシーは来てしまって、そこで待っているようです…。

一方通行がどうのこうのでそちらには行けない、とか言うチャットが入ってきたので、仕方ない、歩くか…。

ということで、なんとかタクシーと合流し、その後はスムーズに目的地まで運んでもらったのですが…。

後で履歴を見てみると…

 

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おー、なんと、タクシーを待たせてしまった分、15.17ルーブルも余計に料金が加算されてしまっています…。

どうも、うまく合流できなくてタクシーを待たせてしまうとその時間に応じて料金が加算されてしまうようです。

 

Yandex Taxiを利用しようとアプリを立ち上げた際に、うまく自分の位置を拾ってくれず、それに気が付かずにorderしてしまうと私みたいになっちゃうみたいです…。

まー、タクシーのドライバーからしたら機械の言うとおりの場所に来たらだれもいなかった……ということでしょうが…。

 

さて、教訓を得たあと、最終日に帰りの空港までYandex Taxiを利用することにしました。

アプリを立ち上げ、自分がいる場所をちゃんと認識してくれてるか、入念に確認します。これで間違えたら大ばかものです…。

そして、地図上で空港を指定してorderすると、数分後にはタクシーが現れます。

 

さて、乗る場所の指定も間違えることなく、空港までも無事に到着です。

いやー、ホテルから空港までタクシーで行くって、ドアツードアで非常に快適です、荷物はお土産でぱんぱんで重いし…。

 

空港に無事到着……あれ、確かに空港ではありますが、行きに利用したターミナルビルと微妙に雰囲気が違います…。

違和感を感じながらもセキュリティチェックを通ってターミナルビルの中に入ると、あれ、国内線の案内しか見えません…。

 

近くにいた、手錠を持ったお巡りさん風のお姉さんに聞くと、なんと、ここは国内線のターミナルビルだと…。

お姉さん、親切にも国際線のターミナルビルの行き方を教えてくれました……歩いて5分だよ、近いよ、と…。

その後、重い荷物を引きずりながら歩いている私の姿がありました……何がドアツードアだか…。

 

あとで見ると、たしかに国内線ターミナルって書いてあるじゃないですか…


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しかも、よく見ると右上にinternationalの文字が……こっちを指定しなきゃいけなかったみたいです…。

 

というわけで、Yandex Taxi、使いこなせば非常に便利で、ロシアを旅行するなら必須アイテムと言えます。

ただ、私のように出発地点や目的地を間違って指定したりすると、どんでもないことになってしまうので気をつけましょう…。

機械もロシア人も正確なので、間違えたら間違えた通りに行動してしまいますので…。