あこがれの金物屋

いろんなものにあこがれてます

時計(2019ウラジオストク Sturmanskie)

こんばんは、宇宙飛行士にあこがれていたTadakossiです。

 

いやー、アポロの月着陸から日も浅い頃に子供時代を過ごした私、月着陸船のプラモデル買ったり、宇宙の本を読み漁ったり、あこがれていたものです、宇宙飛行士に。

まー、成長するに連れて頭も体も宇宙飛行士には向かない現実が見えてきて、いつの間にか平々凡々とした生活を送る人生を過ごしていますが…。

 

話変わって……9月に行ったウラジオストク、私が行った9月29日は年に一度のトラの日の記念日でした。

ということで、トラのコスプレした子どもたちがいたり…


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車がトラ模様だったり…


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まー、街中、至るところトラだらけでした。

なんでも、ウラジオストクのある極東ロシアにはトラも棲息していて、市のシンボルにもなっているトラの保護を啓発するのも目的のようです。

ちなみにうちは年中トラの日ですが…


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話が脱線しまくってますが……そんなウラジオストクで買ったのがこれ…


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Штурманские(Sturmanskie)の時計、モデル2609。

こんな箱に取説や保証書なんかと一緒に入ってました…


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そしてこの時計、あの人類初の宇宙飛行を行ったガガーリンのモデル……ということで裏側には…


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なんと、ソ連を表す「СССР」のヘルメットをかぶったガガーリンの顔が刻まれています……かっこよすぎ…。

知りませんでしたが、Sturmanskie、ガガーリンが人類初の宇宙飛行を行った時に持っていた時計らしいです。

どおりで「宇宙での最初の時計」と誇らしく書かれた文字も裏側に刻まれている、と。

 

いやー、この時計を初めて目にしたのがスベトランスカヤ通りにある恐らくウラジオストクで一番有名な百貨店、グム百貨店の1階にあるお土産屋さん……もう目にした瞬間に買わねば、と思ったのですが値段を見てびっくり、30,500ルーブルって日本円だと50,000円を超えてるじゃないですか…。

一応お姉さんに声をかけて見せてもらい、ますます購買意欲がそそられてしまう私でしたが、とりあえず買わずにその場を去りました。

 

それでまー、一晩頭を冷やして考えましたわ…で、結論としては、こういう機会はいつ訪れるかわからないので、買えるときに買おう、と。

 

で、次の日に意を決してグム百貨店に向かうわけですが、いや待てよ、他のショッピングセンターなんかにも時計屋さんがあるのでは、と思い、いくつか回ったのですが、私の欲しいSturmanskieのガガーリンモデルの時計はついぞ見つけられず…。

 

もうグム百貨店にしかないのかー、と最後にグム百貨店のすぐ近くにあるツェントラーリナヤというショッピングセンターに行ってみると、「Золотое Время(Golden Time)」という時計屋さんがありまして、見ると、私の欲しいSturmanskieのガガーリンモデルがあるじゃないですか…しかもグム百貨店よりも安い26,500ルーブルで売ってると…。

 

こうなると、もう買わないという選択肢はありません…ということで購入を決めると、お店のお姉さん、ニヤリとしながら、割引があるわよん、と…。

たしかにこのお店、20周年で「20%の割引」というポスターが貼られています。

なんと、グム百貨店よりも安い上に割引もある……ということであわててグム百貨店で買わなくてよかった…。

 

いやー、お得に買い物ができた、と宿に帰って領収書を見ると…


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あれ、5%しか割り引かれていません……20%というのは私の勘違いだったのか、はたまたお姉さんが間違えたのか…真相は闇ですが、まー、いずれにしろ最初に覚悟してたよりお得に買えたのは事実…ということで、面倒なのでこれでよしとします。

 

この時計、シンプルなデザインで非常にクールで、サラリーマンスタイルにもよくあいます。

それに、なんと言っても裏側にひっそりとガガーリンが刻まれているなんて、人知れずほくそ笑むのが好きな私にはうってつけの時計ではないですか。

ということで、最近はこの時計を身につける度に自己満足にひたっております…。

 

それにしてもこの時計、日差が-20秒/+40秒という、最近の時計からしたら考えられないほどの精度の悪さですが、まー、そういうものを求める時計じゃないですから…。

しかし、ホントにこの精度の時計をガガーリンが宇宙飛行の時に使ってたんでしょうか…。

逆に、この精度の時計で無事に地球に帰還できるとは、やはり、ソ連の宇宙関連技術はとてつもないものだったんですなー…。